瞬間、わあ!と歓声が溢れた。 部員の皆が、飛び跳ねて喜んでいる。 甲子園への切符を手に入れたんだ。 頭の中では優勝の二文字が駆け巡っていた。 ポロ...と涙がとうとうこぼれ落ちた。 ずっと耐えていた涙が、頬を滑り落ちる。嬉しくて、嬉しくて、何も言えなかった。 おめでとう、千夜。 マウンドに立っている千夜は、目尻に涙を浮かべ、先輩達に囲まれていた。 ねぇ、千夜。 千夜から見える景色は、どんな色をしているの?