ーーカキーン! また、昨日と重なる。 ホームランを打った音が、吹奏楽部の演奏のハーモニーとぶつかった。 また千夜が打ったのかな? 私はそう思い、窓の外のグラウンドを見る。しかし、今日は千夜ではなかった。 嬉しそうに走っているユニフォーム姿の知らない人。先輩かな? 千夜はどこか、自然と姿を探す。 探してすぐ、千夜を見つけた。