「なに?」 どうしたんだろう、と思って振り返る。 那智も吹部に行かないとなんじゃないの?もうすぐ大会があるって言ってたのに。 「あのね、どうしても教えたい情報があって.....」 息を荒くした那智は、はぁはぁ...と肩で呼吸をしながら、話し出した。 「ゆっくりでいいよ、那智。落ち着いて」と、私は那智に言う。 「ついさっき、吹部の子に聞いたんだけど.....」 やっと呼吸が落ち着いた那智が、不安げな瞳を向けながら話し出した。