顔をゆっくりと上げると、誰よりも先に千夜が拍手してくれていた。 「待ってたぞ、おかえり」 そう言っているような、温かな拍手。 千夜に続いて、ほかの部員の人も拍手をした。 歓迎の拍手に包まれて、涙ぐみそうになった。 ここで泣いたら変な人だ。だから、我慢だ。 ただいま。 長い時間をかけちゃったけど、戻ってきたよ。帰ってきたよ。