いつも放課後、教室からグラウンドを見ていた。遠くから、心の中で応援してた。頑張れ、って。 でもいつだって、もっと近くで声を出して言いたかった。応援して、またチームのみんなの支えになりたかった。 今まで、震えた足では輝いてるその場所まで行けなかったけど、もう平気。 どんなに苦しい気持ちにされても、野球が好きなこの思いだけは変わらなかった。 もう、幼いだけのあの頃の自分じゃない。 私は、悲劇のヒロインじゃない。どうせなら、主人公みたいなヒーローの強さが欲しい。