「悪くねぇよ」 さっきよりも小さく、だけどはっきりとまた呟いた千夜。 「あー、情けねぇ」 投げやりにそう叫ぶように言った千夜は、髪の毛をくしゃくしゃっと乱暴に乱した。 「時間が戻ったら、すぐに荻原を助けに行くのに.....っ」 しゃがんだ千夜は、もどかしそうに地面を見つめる。 そう思ってくれるだけで、嬉しいよ。 「なんで俺、こんなに役立たずなんだろ」 「千夜は、役立たずじゃないよっ」