稲森さんがカミングアウトしてからというもの、マネージャーの仕事はほとんど私がするようになっていた。 稲森さんは休憩タイムに入って、タオルやドリンクを渡したりするだけ。 みんなが見てる前だと、張り切ってマネージャーとして頑張っているけれど、ほかの仕事は私に任せきりだった。 千夜も誰も知らない、稲森さんの本性を私だけが知っている。だから、余計稲森さんが怖かった。 だから何も言えずに、マネージャーの仕事を1人で背負い込んでいた。 .....きっと、それが原因だった。