『東城千夜くん、だよね?』
稲森さんは、突然千夜に話しかけた。
『あぁ、そうだけど。なんで知ってんの?』
『やっぱり!だって有名だもん。隣の中学でエースだったって』
そうだったんだ。千夜ってそんなすごい人だったんだ。
初めて知った.....。
『あたし、マネージャーなんて初めてだけど、足引っ張らないようにするから、よろしくね!』
私と千夜を見ながら、ニッコリとした可愛らしい笑顔を向けて稲森さんは言った。
その時の稲森さんは、やる気に満ちていて、一緒に頑張ってくれる。そう思った。
.....そう、私は思っていた。



