そんなある日。 私に黒い影が忍び寄ってきたーー。 『はじめまして、2年の稲森明奈です』 千夜が新たな部員となって2週間が経った頃。 放課後の空に、太陽の光を遮る雲が浮かんでいた。 『今日からマネージャーとして頑張ります。よろしくお願いします』 第一印象は、ハキハキとした明るい子。 可愛くて、私の理想だった。 『よろしくね、稲森さん。私、荻原祈音』 『よろしく、荻原さん』 最初は、本当にいい子だと思ってた。