そして、千夜は我が野球部に入部した。私の予想通り、千夜は野球部の欠点を埋めてくれた。 『すごいね、東城くん!』 休憩タイム。千夜のピッチングぶりに、私は興奮していた。 『サンキュ』 私は千夜にタオルとドリンクを渡すと、千夜は照れながらそう言った。 『私のお父さんもピッチャーだったんだけど、東城くんのフォームさ、お父さんに似てるんだよね』 今は監督となったお父さん。お父さんが現役時代、試合に出ていた時のフォームを思い出す。