「荻原がマネージャーをやらない理由、教えてくれないか?」 多分千夜は、なんとなく想像ついている。 気まずそうに言った千夜に、私は小さく微笑んだ。 「うん」 私はたった一言だけ呟いて、ブランコをこぎ始めた。ブランコが揺れる度、キィ...と嫌な音がする。 もうやめよう。独りで悩むのは、苦しむのは。 これからもずっと、過去に囚われるのはいやだから、私は1歩踏み出すよ。 大丈夫。怖くない。 隣には君がいるから。