全部、私のせい?バカ言わないでよ。 私は、何もしてないのに。 他人のせいにしないでよ。 .....なんて、言い返す勇気は私にはない。弱虫な自分が、嫌いだ。 怖くて震える手足。襟元を掴む稲森さんの手を離すことすら、できない。 「やめろよ!!」 真っ暗な影が、私に重なる。 心の中でずっとずっと、助けを求めてた。暗闇の中、隅っこでただ独り。怖くて怖くて、仕方なかったの。