「アンタが、また千夜くんに甘えて.....!」 襟元を掴む力が強くなり、稲森さんとの距離が近くなる。 なんで私が責められているの? 稲森さんの刺のある声に、私の顔は青ざめていく。ギラリ、と彼女の目が光った。 千夜に甘えてなんてない。甘えたことなんて、1度だってないよ。 なのになんで、そんな言い方されなくちゃいけないの? 涙目になっていく。視界が、ぼやけていく。 助けて、だれか。 「甘えてないよ」 「嘘だっ!」