痛い。胸が、.....痛いよ。 もうこれ以上、過去を思い出したくないのに。 「稲森」 千夜の声が、空に響く。静かな雰囲気が、私たち3人を包んでいった。 「ーーごめん」 きっぱりと、静かな雰囲気が消えていった。 「え?」と呟いた稲森さんの表情から、笑顔が崩れていく。 「ごめんって、...なに?」 どういうこと?、と付け足して尋ねる稲森さん。 「俺、稲森とは付き合えない」