紙飛行機~ラブレターの想い~



「ていうかさー、付き合ってるの?千夜くんと荻原さん」

「はぁ!?つ、付き合ってねぇよ」

少しトーンが低くなった稲森さんの声が、臆病な私を震えさせた。
稲森さんの問いに、千夜は顔を赤くしながら、思いっきり否定する。

「そうなんだ!一緒に帰ってるから、そうかと思っちゃった」

私の方を見て鋭く睨む稲森さんに、私はすぐさま俯いた。


稲森さん.....、まだ千夜のことーー。


弱く下唇を噛み締め、震える手を包むように両手を握る。