ドクン...とざわめきを帯びながら震えた心。 慣れないそのモヤモヤに、私は顔を歪ませた。 校舎を出て、冷たい風に当たる。気持ちいい。さっきまでの感覚が、洗われていくみたい。 「梨花ちゃん、可愛いね。あんな子がマネージャーだったら、練習も頑張れるでしょ」 「別に。いてもいなくても、頑張ってるよ。少なくても俺はね」 迷いなく、そう答えた千夜の横顔が、なんだか頼もしく見えた。 なんで?理由はわからないけど、 嬉しいって思ってる。 千夜の言葉が、私の心に漂っていた不安をかき消してくれた。