たまたまだよ。今日は、たまたま。
天体観測して、流星群を見て、中学に侵入して...。
千夜を今まで以上に近く感じたから。
千夜がかっこよく見えたのも、そのせいだよ。
ドキドキしたのだって、千夜と過ごした時間が長かったから。
「千夜のバカ...」
私がこんなに戸惑ってること、知らないくせに。かっこよくなっていってる千夜の.....バカ。
未だに、顔の赤色が取れない。
「くそっ.....。あの約束、覚えてねぇくせに。何も知らねぇくせに。
はぁー。まじで、なんなんだよ」
私を送り届けた千夜が、小さな声で独り言を呟いた。
千夜のその声も、千夜の頬が私以上に真っ赤なことも、私は知らない。



