紙飛行機~ラブレターの想い~



誰にも見つからなければいいけど...。

私の前を歩く千夜は振り向いて、シーッと口元に人差し指を添えた。
私はコクコクと頷いて、足音に気をつけた。

けれど、その慎重さは無意味になってしまう。


ガラッーー
用務員室の扉が、開いた。


「「!」」
懐中電灯の光が、扉の向こうから溢れ出る。

この中学の用務員さんって、厳しくて怖いんだよね。元ヤンだったという噂が流れてるほど。

や、やばい.....!これは、完全にやばい!!

光が、だんだんと私たちの方に向いていく。