「俺さー」 やけに明るい声で、千夜が静かな教室に声を響かせた。 私は反射的に千夜の方へと顔を向けた。 「この席が一番好きだった」 好き、という言葉に敏感に反応してしまう。 急にそんな事言うんだもん。 紙飛行機のラブレターのことを、思い出す。 「なんで?」 私は横目で千夜を捉えながら、尋ねる。 パチッ... 瞬間、瞳が交わった。