あれ…? 今日は一斉に休んだのか…? 「あら、…どなた?」 聞いたことのない、女の人の声。 背中に背負っていた竹刀に手をかけた。 「誰だ………っ…」 「誰って……失礼ね」 「おい栞………っ」 黛さんの部屋から出てきた女の人。 後ろから追うように黛さんが出てきた。 「ふふ、なあに?剣道?危険な子ね」