ベッドから抜け出して、 自分の部屋に戻った。 「ゲホッ……ゲホッ…」 喉がいたい。 頭が痛い。 胸が、少しだけ、苦しい。 学校は休んだ。 坂北さんがお粥を作ってくれた。 それをあたしの部屋にもってきてくれて、 一人で静かに食べた。