武道女子と冷淡社長の嘘結婚






「黛さんは莉加の部屋で布団を敷いてくれるかな」



「はい」





「え!泊まってくれるんですか!」



「……ああ」



「じゃあ、二人とも、おやすみ」






そういえば、黛さんは大きな鞄を持っていた。



ちゃんと着替えも、持ってきていたのか。






「お風呂、先にどうぞ。後片付けしてます」



「分かった」








───────────……‥‥‥






まだ一回しかシたことはない。




寝室は同じになったけど、



あたしの生理やら、



黛さんの多忙で、



まだ………‥




「じゃあ、電気消しますね。おやすみなさい」



「……隣、来い」




二つ敷いた布団。



だけど、




眼鏡をはずした黛さんの隣に入った。