そこまで言われたらもう断ることはできなかった。 富岡先生の優しさに救われた。 「……劇場」 それだけ呟くと、富岡先生は静かに車椅子を押し始めた。 劇場に着くまではそう時間は掛からなかった。 だけど、その間富岡先生が私に理由を聞いてくることもなかった。