俺様愛用!?



玲君……?


私は香奈ちゃんから離れ玲君を見る。


「まあいい。俺にも考えはある。」


玲君はそうにやっと笑って言うと私をいきなり自分の方に引き寄せた。


れ、玲君?


「俺と雪乃のデート邪魔すんなよ。」


玲君はそう言うと私の手を引きゲームセンターを出た。


玲君………?



香奈ちゃん達は私達をただ呆然と見ていた。






「雪乃、良い所行こう。」


玲君は笑って言う。


よ、良い所…?





玲君と電車に乗りその場所へ向かう。


どこ行くんだろ……。







「………え………」


しばらく電車に乗り着いた場所は……


水族館。



「水族館…?」


「そう。俺、初めて行くんだよ。」


「……え!?」


「俺んち、家族であまり出かけた事ねぇし、中学は本当真面目な私立だったから遠足もなかったしよ。」


「……え……」


「だから初めての水族館ってどんなもんか見てみたい。」


「玲君……。」


水族館…初めてなんだ。



なんか寂しいなぁ。


すると


「すみません!子供一枚、幼稚園児一枚!」


「ちょっと玲君!?」

私も高校生なんだけど!?





「お、あんな所にイルカが!見えるか?雪乃。肩車してやろうか?」


「こ、子供扱いしないで!!確かにちびっ子だけどあれは見えます。」


私は玲君に言う。


水族館ではいちいち玲君は私をからかう。


もう〜。






「雪乃、ヒトデ!!」


玲君はふれあいコーナーのヒトデを持ち上げ私に見せた。


「ひゃああ…」


「ヒトデにびびるなよー。」


玲君は笑う。


玲君〜〜。







「あ、あのサメかっけぇ!」


玲君は笑って言う。



「なんか玲君みたい…。」


「あ?」


「な、なんでもないです…」


玲君と私は大きな水槽を見つめる。