「俺を眠くさせるとは…。それほどつまらない映画なんだな。」
玲君は笑って言う。
「私には本当によかったのに…」
「本当バカだからな雪乃は。」
「は、はい?」
「どうせ恋愛経験全然ないから理想ばっか持ってなかなか彼氏できないんだな!」
「……う……」
「図星だろ?」
「れ、玲君のバカ……」
「俺と付き合えば良い恋愛させてもらえるぜ?」
玲君は私に顔を近付け言う。
「さ、最悪な恋愛だよぅ…」
私は玲君に言う。
「そうかな?俺ほどいい男を逃したら後悔するぜ?」
「……う……」
玲君は悪い男だよ…。
「ま、俺は一度見つけたターゲットは絶対逃さないけどな。」
「へ?」
「絶対に逃がさない。」
玲君はそう言うと私の頬に触れる。
――ドキッ…
「なっ……」
れ、玲君っ……
「雪乃は俺から離れられない運命なんだよ。」
「は、はい?」
「とにかく俺の女だからお前は。」
か、勝手に……
わ、私は
玲君の事そんな風に思ってないのになぁ……。
「行くぞ。」
強引で時には意地悪で……
でも
そんな玲君にドキドキする。
なんで………?
すっごく苦手な男子なのに…
なんかおかしいよ…。
「おい、雪乃!あれやるぞ。」
「はいはーい…」
――私と玲君はゲームセンターへ。
私より玲君のがはしゃいでる。
「雪乃負けすぎ。」
「れ、玲君が上手いんだよ…」
「弱いなぁ雪乃は。つまんねぇ。」
「………う…………」
つ、つまんない…って…
玲君にはゲームで一回も勝たなかった。
あーあ…
「よし、じゃあ次はあれだな。」
「もうゲームは嫌だよ?」
「違うよ、あれ。」
「……え……」
玲君が指さした場所を私は見た。


