俺様愛用!?



「そ、そんな事…誰にでも言えるんでしょ。」


私は玲君に言う。


「マジだよ。俺は雪乃には本気だから…」


……え……


玲君は私を真っ直ぐ見つめ言った。


――ドキッ


玲君に


最近、おかしいくらいドキドキしてる。


私、どうしたの…?


おかしいよ…。



「な、何言って…」


「じゃなきゃ家まで来て雪乃につきまとうわけないだろ。」


………え………


「れ、玲君っ…」


「とにかく行くぞ。」


玲君はそう言うと私の手を握った。



ひ、ひゃあ……


手…繋いでるよぉ。


れ、玲君と。


心臓はドキドキ。



やばいよ…。


マジで付き合ってるみたい…。








――……


「雪乃、これ見るぞ!」


「え!?」


家を出て玲君が私を連れて来た先は映画館。


しかも


「れ、恋愛映画?」


れ、玲君に似合わない…。


「デートといえばこれだ!」


「れ、玲君はいいの?」


「お前にわざわざ合わせてやってんだからな!行くぞ。」


「は、はいぃ……」


あ、合わせてるんだ…


別に私は玲君に合わせても良いんだけど…。


だって見たって…








暗闇の中、私はその恋愛映画を見る。


だけど


もう……。


玲君を見ると爆睡。



私の理想のデートは二人で映画見た後、感想言いながらカフェでお茶なのに…


寝てたら感想言い合えない。


まぁ相手は玲君なんだけど…




もう…。



結局玲君はずっと爆睡。



私はというと最後には泣いて。


だから



「なんで泣いてんだ雪乃?泣き顔不細工!」


「……う……」


爆睡してた玲君は映画が終わり起きるなりそう言った。


玲君、映画全然見てないのに…。