〈ガチャ〉
私は部屋を出るとリビングに行く。
……わ……
テーブルには玲君手作りの朝ご飯が並べられていた。
スクランブルエッグにサラダにトースト…。
「れ、玲君…これ…」
「俺、一人暮しだけどちゃんと作ってるからよ。」
「そうなんだ…」
意外にできるんだ…。
私は席につく。
「いただきます…」
私はそう言うとサラダから食べる。
すると
「それ、やばい毒入りだから。」
「……え!?」
私は動揺しフォークを落とす。
「あはは。冗談だって。本気にすんなよ。」
玲君は笑って言う。
「……うっ……」
「本当バカだな、雪乃。」
「れ、玲君!!」
「ほら、早く食べてデートしようぜ。」
で、デート…って……。
玲君っ…。
私
玲君と付き合ってないのにぃ……。
本当
いきなりだよ…
玲君はいつもいつも…。
唐突だ……。
―――………
これで良いかな?
私は洗顔やメイクなど、用意が終わると着替えた。
なんか気合い入るなぁ。
今日はワンピースにしよう。
………って
明らかデート??
最近は適当にTシャツにデニムのパンツって感じなのに〜。
あー…
絶対に玲君に何か言われるな。
あれ?
そういえば…
玲君もパジャマだったけど…
私は着替えると部屋を出る。
すると
……あ……
「用意できたか?」
玲君は私に聞く。
玲君はいつも制服姿しか見た事なくて…
私服、かっこいい…
……ってだめだめ!
相手はあの玲君!!
「う、うん。大丈夫…」
「可愛いじゃん。」
玲君は笑って言う。
――ドキッ。
……う……
だめよ雪乃!
玲君は誰にでも軽々しくそんな事言えるんだから。


