「お、お母さん…どういう事?」
「今日いきなり雪乃の彼氏ですって来て話聞いてたら高校生で一人暮らしらしいじゃないの。かわいそうだから家で預かるのよ。」
「は、はい?」
「優しいしかっこいいし、家…お父さんいないから男の子いたら安心でしょ?」
「は?」
私の家はお父さんが単身赴任中でいない。
だからお母さんと二人暮らしって感じだった。
でも…
「れ、玲君だけはだめ…」
「やだ!この子。そんなに彼氏とラブラブしてる所を私に見られたくないのかしら。」
お母さんが言う。
「だめだよ!第一、何かあったらどうするの?お母さんが留守の時とか。」
「玲君は良い子だから大丈夫よ。」
お母さんは笑って言う。
騙されてる…
お母さん
完全に騙されてるよ…。
「お母さん〜。」
「さて、夕飯今から作るから。あ、玲君ゆっくりしてってねー。」
「はい。」
玲君は爽やか笑顔でお母さんに言う。
猫かぶりっ…
どうなるのー?
私!!
玲君何考えてるの〜?
「雪乃、行こう。」
玲君は笑って言うと私の手を引きリビングを出た。
れ、玲君〜!?
〈バタン〉
――リビングを出ると玲君は私の部屋に私を連れてく。
な、何?
玲君は部屋に入ると私の手を離す。
「玲君…?」
私は玲君を見つめる。
すると
「俺、欲しいもん手に入れるためには諦めないから。」
玲君は私に言う。
「……え……」
「どんな手でも使うよ?雪乃を落とすためには。」
玲君はにやっと笑って言う。
今はいつもの玲君の態度…
「絶対玲君には惚れない。」
「じゃあ、もし惚れたら罰ゲームな!」
玲君は笑って言う。
「え!?」
「俺に惚れない自信あるんだろ?」
玲君はにやっと笑って言う。
ぜ、絶対惚れないから!!


