あんまり長いこと静かだから、また電波が通じないのかと思った。
「も、もしもし…?」
「ドウイウコト?」
通じてた。
良かった。
「オレ、カノジョがいますし…」
「いないでしょう。だって…父がちゃんと調査したもの」
「いや、いますよ」
チョーサ?
「いつから付き合ってるの?」
「高校の同級生です」
「…別れてるんでしょ?」
ムッときた。
「別れてないです」
「なに…なにを言ってんの…!いい加減すぎるよ!ユートくん、結婚するって言ったじゃない!…実家にまで来て…」
「オ、オレ…有田さんと結婚するなんて言いましたか!?」
「言ったよ!」
「いつ!?言ってないっすよ!」
「言ったじゃない!9月に大会に行った時に!」
9月の大会…?
「約束してくれたじゃない!」
「あ、あの『ワタシと一緒に高みにのぼって行こう』とかいう…あの、アレっすか…?」
「そうよ!」
「そ、そんなのわかんねーっす!」
なんでだよ…?
なんでオレ、怒られてんの…?
「も、もしもし…?」
「ドウイウコト?」
通じてた。
良かった。
「オレ、カノジョがいますし…」
「いないでしょう。だって…父がちゃんと調査したもの」
「いや、いますよ」
チョーサ?
「いつから付き合ってるの?」
「高校の同級生です」
「…別れてるんでしょ?」
ムッときた。
「別れてないです」
「なに…なにを言ってんの…!いい加減すぎるよ!ユートくん、結婚するって言ったじゃない!…実家にまで来て…」
「オ、オレ…有田さんと結婚するなんて言いましたか!?」
「言ったよ!」
「いつ!?言ってないっすよ!」
「言ったじゃない!9月に大会に行った時に!」
9月の大会…?
「約束してくれたじゃない!」
「あ、あの『ワタシと一緒に高みにのぼって行こう』とかいう…あの、アレっすか…?」
「そうよ!」
「そ、そんなのわかんねーっす!」
なんでだよ…?
なんでオレ、怒られてんの…?



