優斗、なにか食べようって言ったくせにコーヒーだけ?
だから帰るって言ったのに。
しかも店、くらあいっ!
「はぁ…」
優斗もくらあいっ!
BGMが替わった。
よりによって、ブラームスの第三って…
意外だって言われるけど、ボクね、
こういうのキライなんだよ!
メヌエットとかワルツがスキなんだよ!
優斗はだらしない姿勢で、幽霊みたいにぼーっとしてる。
「暗いっ!なんなの!?」
「え?なに?」
「暗いんだよ!」
優斗は悲しそうな顔でボクを見た。
「さびしい…」
「はあ?」
「オレ…茜と別れてるんだって…」
「え、バカ?」
弟のボクにバカと言われても、
生まれてから名前と同じくらいバカと言われている優斗は、
なんにも気にしない。
だから帰るって言ったのに。
しかも店、くらあいっ!
「はぁ…」
優斗もくらあいっ!
BGMが替わった。
よりによって、ブラームスの第三って…
意外だって言われるけど、ボクね、
こういうのキライなんだよ!
メヌエットとかワルツがスキなんだよ!
優斗はだらしない姿勢で、幽霊みたいにぼーっとしてる。
「暗いっ!なんなの!?」
「え?なに?」
「暗いんだよ!」
優斗は悲しそうな顔でボクを見た。
「さびしい…」
「はあ?」
「オレ…茜と別れてるんだって…」
「え、バカ?」
弟のボクにバカと言われても、
生まれてから名前と同じくらいバカと言われている優斗は、
なんにも気にしない。



