翌日、総史に電話をかけた。
「…オレ」
「なに?」
「茜、元気だった?」
しばらく間があった。
「元気だった」
「オレのこと、何か言ってた?」
「なにも」
なにもかよ。
「つ、付き合ってるヤツいるんだって?」
また間があった。
「もう兄ちゃんと付き合ってないのは知ってるよ」
「…なにも聞いてないよ」
「い、いそうだった?」
「茜ちゃんのバイト先で、ずっとキッチンから僕をにらんでるのがいたよ。
茜ちゃんが来ると、全部運ぶものセットしてやってて…付き合って二ヶ月って感じかな。
あとで思い出したけど、あれタケウチ…」
「知ってるよ、野球やってた人なんだろ」
バイトやってんだ。
オトコがいる?
そんなこと、なんもブログには書いてない。
そんなの信じられない。
何を聞きたかったっけな…
誰かにすがりたい。
誰でもいいから、大丈夫だって言ってほしい。
「…オレ」
「なに?」
「茜、元気だった?」
しばらく間があった。
「元気だった」
「オレのこと、何か言ってた?」
「なにも」
なにもかよ。
「つ、付き合ってるヤツいるんだって?」
また間があった。
「もう兄ちゃんと付き合ってないのは知ってるよ」
「…なにも聞いてないよ」
「い、いそうだった?」
「茜ちゃんのバイト先で、ずっとキッチンから僕をにらんでるのがいたよ。
茜ちゃんが来ると、全部運ぶものセットしてやってて…付き合って二ヶ月って感じかな。
あとで思い出したけど、あれタケウチ…」
「知ってるよ、野球やってた人なんだろ」
バイトやってんだ。
オトコがいる?
そんなこと、なんもブログには書いてない。
そんなの信じられない。
何を聞きたかったっけな…
誰かにすがりたい。
誰でもいいから、大丈夫だって言ってほしい。



