「ま…まぁ、そんなとこ」
意味わかんねー、なんで俺も合わせてる?
「あたしに任せて!とっておきのがあるよ」
おまじないの本をパラパラと必死でめくっている。
「宇佐美さん、さっきの先輩…おまじないを聞きに来たの?」
桃ちゃんがゆめの手元を覗き込みながら、そっと隣に座る。
「そうなの。紫藤くんが紹介してくれたんだ~。いい人だよね」
「そうだったんだ!紫藤くんって優しいね。今日廊下ですれ違ったとき、目が合って笑いかけられたの。気のせいかもしれないけど…」
「やったー!おまじないの効果だよ。ちゃんとできた?」
「うん。さいくっさいくっさいく、プー!だよね。すれ違うとき、小声で言えたよ」
「ぶっ、どんなおまじないだよ!!」
思わず突っ込まずにはいられない。
だけどウケてるのは俺ひとりだけで、残るふたりはいたって真剣。
「昨日の夜に見た夢なの。新作だよ?」
「ゆめちゃんって、すごーい」
意味わかんねー、なんで俺も合わせてる?
「あたしに任せて!とっておきのがあるよ」
おまじないの本をパラパラと必死でめくっている。
「宇佐美さん、さっきの先輩…おまじないを聞きに来たの?」
桃ちゃんがゆめの手元を覗き込みながら、そっと隣に座る。
「そうなの。紫藤くんが紹介してくれたんだ~。いい人だよね」
「そうだったんだ!紫藤くんって優しいね。今日廊下ですれ違ったとき、目が合って笑いかけられたの。気のせいかもしれないけど…」
「やったー!おまじないの効果だよ。ちゃんとできた?」
「うん。さいくっさいくっさいく、プー!だよね。すれ違うとき、小声で言えたよ」
「ぶっ、どんなおまじないだよ!!」
思わず突っ込まずにはいられない。
だけどウケてるのは俺ひとりだけで、残るふたりはいたって真剣。
「昨日の夜に見た夢なの。新作だよ?」
「ゆめちゃんって、すごーい」


