「いらっしゃいませ~、どうぞこちらへ」
ゆめはそこに突っ込むこともなく、満面の笑みで俺らを招き入れる。
仕方なく、俺も空き教室へ入ることにした。
しばらく使ってないであろう埃っぽい空間。
机やイスが端の方に固められていて、物置状態。
その一角に複数のイスが並べられている。
これをソファのようにして寝てる?
「カズマがおまじないなんて、珍しいね」
ほらきた、なんて言えばいい?
不思議そうにしているゆめを前に口ごもっていると、代わりに桃ちゃんが話し始めた。
「桜庭くんね、西内さんが部活で忙しいから…一緒に帰ろうって誘えないでいるんだよね。ねっ?」
いや、そんなんじゃねーんだけど。
そう思うのに、期待たっぷりにふたりに見つめられるとなんて答えていいのか戸惑う。
ゆめはそこに突っ込むこともなく、満面の笑みで俺らを招き入れる。
仕方なく、俺も空き教室へ入ることにした。
しばらく使ってないであろう埃っぽい空間。
机やイスが端の方に固められていて、物置状態。
その一角に複数のイスが並べられている。
これをソファのようにして寝てる?
「カズマがおまじないなんて、珍しいね」
ほらきた、なんて言えばいい?
不思議そうにしているゆめを前に口ごもっていると、代わりに桃ちゃんが話し始めた。
「桜庭くんね、西内さんが部活で忙しいから…一緒に帰ろうって誘えないでいるんだよね。ねっ?」
いや、そんなんじゃねーんだけど。
そう思うのに、期待たっぷりにふたりに見つめられるとなんて答えていいのか戸惑う。


