空き教室に着くと、部屋の中からゆめの声が聞こえてきた。
「先輩っ、やめて」
ん!?
思わずドアをこじ開けそうになって躊躇した。
「触らないで。おまじないの効果が薄れるの」
危ねー…、いきなり入ってゆめに嫌われるところだった。
おまじない…ね。
あのビラ配って、それに食いついた先輩が真面目にカウンセリングでも受けにきた?
それとも、桃ちゃんのいうように、単にゆめに近づくために…。
「結果が出ました!相思相愛度は…ええーっ!?」
自分で占って驚くなよ。
「どうした、やっぱ俺のつけいる隙もない?」
部屋の中から男の声がする。
…紫藤じゃないのはわかったけど、声だけでは俺の知ってるヤツかどうかもよくわからない。
「先輩っ、やめて」
ん!?
思わずドアをこじ開けそうになって躊躇した。
「触らないで。おまじないの効果が薄れるの」
危ねー…、いきなり入ってゆめに嫌われるところだった。
おまじない…ね。
あのビラ配って、それに食いついた先輩が真面目にカウンセリングでも受けにきた?
それとも、桃ちゃんのいうように、単にゆめに近づくために…。
「結果が出ました!相思相愛度は…ええーっ!?」
自分で占って驚くなよ。
「どうした、やっぱ俺のつけいる隙もない?」
部屋の中から男の声がする。
…紫藤じゃないのはわかったけど、声だけでは俺の知ってるヤツかどうかもよくわからない。


