「そんな焦るなって。その通り、こーいう顔。別に怒ってねーよ…」
幾分落ち着いたのか、桃ちゃんの顔も穏やかになる。
「うん。宇佐美さんね、お昼休みは空き教室で過ごすんだけど、さっき空き教室に行ったら、男の先輩と一緒に部屋にいたの。ちょっと心配で…」
「男の先輩と?」
誰だろうな。
「おまじないするって言っても…男の子はそういうの興味ないよね?それを口実に近付いてるとしたら怖いなって」
そーいうのは、俺も思う。
ゆめはピュア過ぎて、疑うことを知らない。
しかも空き教室って、周りの目が届かないから危険だよな。
「一緒に来てもらえない?宇佐美さんが心配なの」
「教えてくれてありがとな。行こう」
桃ちゃんと歩くと目立ちそうだから、空き教室までは別々に行くことにした。
学校の中だしやばいことにはならないだろうけど、おかしなヤツがゆめに近付いてるのは確か。
俺はいつの間にか走りだしていた。
幾分落ち着いたのか、桃ちゃんの顔も穏やかになる。
「うん。宇佐美さんね、お昼休みは空き教室で過ごすんだけど、さっき空き教室に行ったら、男の先輩と一緒に部屋にいたの。ちょっと心配で…」
「男の先輩と?」
誰だろうな。
「おまじないするって言っても…男の子はそういうの興味ないよね?それを口実に近付いてるとしたら怖いなって」
そーいうのは、俺も思う。
ゆめはピュア過ぎて、疑うことを知らない。
しかも空き教室って、周りの目が届かないから危険だよな。
「一緒に来てもらえない?宇佐美さんが心配なの」
「教えてくれてありがとな。行こう」
桃ちゃんと歩くと目立ちそうだから、空き教室までは別々に行くことにした。
学校の中だしやばいことにはならないだろうけど、おかしなヤツがゆめに近付いてるのは確か。
俺はいつの間にか走りだしていた。


