付き合うの、やっぱ断るつもりだったんだけど…逆に喜ばせてしまった。
こういうのって、手短にすませた方がいいのか?
「いや、ごめん。デートとかそんなんじゃねーの。ちょっと寄りたいとこあって」
「いいよ~。デートって言いたくないだけかぁ」
違う…そうじゃねぇ。
けど、こんな嬉しそうにされると正すこともできなくて。
やっぱ、気持ちがないのに付き合うって残酷だよな。
早いとこ、ケリつけるか…。
「あっ…」
中庭のど真ん中を歩く、ゆめを見つけた。
こんなにたくさんの人がいても、アイツを見つけられる自分に驚く。
しかも、ひとりだ。
紫藤と一緒じゃなくてホッとしていると、西内が一緒にのぞき込んでくる。
「どうしたの?誰か見つけた?」
「いや、別に。そしたら帰りな」
西内を置いて、先に教室に戻った。
ゆめ…紫藤と付き合うことになったとか言うなよな?
家に帰ったら、聞いてみるか。
どうしたって、俺の頭の中はゆめのことばっかだ。
こういうのって、手短にすませた方がいいのか?
「いや、ごめん。デートとかそんなんじゃねーの。ちょっと寄りたいとこあって」
「いいよ~。デートって言いたくないだけかぁ」
違う…そうじゃねぇ。
けど、こんな嬉しそうにされると正すこともできなくて。
やっぱ、気持ちがないのに付き合うって残酷だよな。
早いとこ、ケリつけるか…。
「あっ…」
中庭のど真ん中を歩く、ゆめを見つけた。
こんなにたくさんの人がいても、アイツを見つけられる自分に驚く。
しかも、ひとりだ。
紫藤と一緒じゃなくてホッとしていると、西内が一緒にのぞき込んでくる。
「どうしたの?誰か見つけた?」
「いや、別に。そしたら帰りな」
西内を置いて、先に教室に戻った。
ゆめ…紫藤と付き合うことになったとか言うなよな?
家に帰ったら、聞いてみるか。
どうしたって、俺の頭の中はゆめのことばっかだ。


