先輩たちと歩いていると、すれ違うみんなが驚いた顔であたしを見ている。
だよねぇ、タイプ違うもんね。
まるで連行されているかのよう。
あたしが悪いことしたんじゃないよ?
こんなに怖そうな顔の先輩だけど、おまじないを信じるなんてかわいいよね。
思わず顔が、ほころぶ。
「ゆめちゃんって、いつも楽しそうだな」
紫藤くんがあたしを見てヘラっと笑う。
「紫藤くんこそ。いつも笑顔だよね」
爽やか~。
「そんなことないけど。そうだ、昨日こんなの教室で見つけたんだけど、ゆめちゃんのだろ?」
手にしているのは、折り畳まれたメモ用紙。
手に取り、驚愕の表情のあたし。
「こっ、こここ、これは!」
桃ちゃんのライバルを減らすために、紫藤くんの名前を書いて飛ばした紙飛行機だ。
そうだよ、片付けて帰るの忘れててたんだ…。
「そんなに、俺のこと好きなの?」
勘違いされても仕方ないような、ハートの数。
名前の周りに書いたそれは、大好きですと言わんばかりに自己主張している。
「これはっ、違うの」
だよねぇ、タイプ違うもんね。
まるで連行されているかのよう。
あたしが悪いことしたんじゃないよ?
こんなに怖そうな顔の先輩だけど、おまじないを信じるなんてかわいいよね。
思わず顔が、ほころぶ。
「ゆめちゃんって、いつも楽しそうだな」
紫藤くんがあたしを見てヘラっと笑う。
「紫藤くんこそ。いつも笑顔だよね」
爽やか~。
「そんなことないけど。そうだ、昨日こんなの教室で見つけたんだけど、ゆめちゃんのだろ?」
手にしているのは、折り畳まれたメモ用紙。
手に取り、驚愕の表情のあたし。
「こっ、こここ、これは!」
桃ちゃんのライバルを減らすために、紫藤くんの名前を書いて飛ばした紙飛行機だ。
そうだよ、片付けて帰るの忘れててたんだ…。
「そんなに、俺のこと好きなの?」
勘違いされても仕方ないような、ハートの数。
名前の周りに書いたそれは、大好きですと言わんばかりに自己主張している。
「これはっ、違うの」


