「カズマ、どうしよう」



「とりあえず、連絡すれば?教室に紫藤がいるから来んなって」



そ、そうだよね…。



慌ててスマホを手に取り、桃ちゃんの連絡先を探す。



「ま、教室で偶然会って話す、とかも良くね?」



「それ名案だね!!あたしたちは、ここで隠れてよう」



4組の教室に入り、ドアの横にしゃがみこむ。



しばらくあたしたちは、ここで待機することにした。