【完】恋のおまじないNo.1

「カズマ…本当にごめんね…」



こういう流れになってホッとしたのか、顔に思いっきりでてる。



ほんとわかりやすいヤツ。



「全然。逆に嬉しいかも」



「えっ?」



「避けられたりとか、好きなフリとかされるよりかはいい」



ゆめに限って、そういうのはないんだろうけど。



今になって思うのは無理させたくないってこと。



俺も言い切ったからか、ゆめに対して前ほどわだかまりがない。



こうやって近くで目を合わせても、意外といけることに気づいた。



赤く、なってねぇな。



今まで意識し過ぎてた?



ゆめが俺の気持ちを知っててくれるっていう安心感からか、さっきより普通に話せる。



「そんなことしないよ!」



「だよな。ゆめだもんな」



「そんなことも、カズマはわかるの?」



「優しいじゃん、お前…」



だから好きになった…なんて、危うく言いそうになり慌てて口をつぐんだ。