【完】恋のおまじないNo.1

「あとは、どんなことに興味ある?よく見る番組とか好きな音楽。あと、一緒に出かけたいところとか…」



そこまで言うと、ゆめが黙りこんだ。



「ん?どした」



「質問ばっかりしてるけど…いいかな」



「いーよ。けど、なんか不自然だな。俺ら初めて会ったわけじゃないしそーいうのって…」



興味あることとか聞かれてもすぐ出てこない。



好きな番組や音楽を話したところで、ゆめと共有するのはなんか違う気がする。



「ううん、重要だよ~!だってあたしカズマのことなにも知らないの」



…だよなぁ、興味なかったってことだろ?



多分、お前のことみてたの俺ばっかだよ。



バカみたいにおまじないが好きなところとか、いつも熱心だけどやりきった後すぐ体調崩すところとか。



熱い物が苦手で、かなり猫舌なところとか。



誰とでも躊躇せずに話せるのはいいことだけど、怖いもの知らずで飛び込んでいくのが危なっかしいところとか。



だから、小さい頃からなんかほっとけない存在で。



いつも俺はゆめのことが気になってた…。