【完】恋のおまじないNo.1

また、慌てて顔を背ける。



「ほら!すぐそうやって嫌そうにするんだ。だから…カズマは、あたしのこと嫌いなのかもって思ってたの」



はぁ!?



「違うに決まってんだろ…そ、そんな…直視できねーよ」



「どうして?」



顔が熱い…。



そんな顔、見られるのが嫌だからじゃん。



自分の顔を片手の甲で覆うように隠す。



「あっ…」



やっと気づいた?



ゆめが気まずそうに後ずさる。



「もしかして、顔が赤くなるから!?」



「まぁ、そんな感じ。それと」



ゆめがかわいいから、とかそんなの言えねぇ。



「それと?」



「つか、あんま見んなよ」



なんで俺、こんな赤くなってんだよ。



意識したら余計に顔の火照りが止まらなくなった。