【完】恋のおまじないNo.1

話す気にもなれず黙り込む。



きっと俺は今、最高に不機嫌な顔をしてるだろうな。



それでもゆめは喋り続ける。



「もうすぐこの近くにコンビニができるんだって。急ぎで牛乳や野菜を買いたい時にいいね」



こんどは主婦の会話かよ!



一体なにが言いたいのか。



「今から図書館行く?宿題集中してできるかも」



「や…別にいい」



なんなんだ?



いつも、宿題のことなんて気にもしないのに。



するとゆめが頬杖をついてフニャっと笑った。



そしてそれを見て絶句。



…クソかわいいな。



「どれもダメかぁ~。ねぇ、カズマが食いつきたくなる話題ってなに?」



「そんなの探してた?」



「うん。いつもね、あたしの話ばっかり聞いてもらってるから。カズマの話したい話題はなんなのかな~って思ったの」



こいつ俺に気ぃ使ってる?



なんでまたいきなり。