【完】恋のおまじないNo.1

「そ、そうだよね。だから…。じゃなきゃ、紫藤くんがあたしと付き合いたいなんて言うわけないよね」



やっぱり本当にそうなんだな。



紫藤が?



あいつ、一体どういうつもりだよ。



慰めてるうちに気が変わった?



まぁ桃ちゃんはいい子だしな…そういう変化もアリなのかも。



「おまじないのせいもあるかもだけど、きっと桃ちゃんの気持ちが伝わったんだろ」



「そうだとしたら嬉しいな…けどね、紫藤くんとどう接すればいいのかわからなくて。連絡先の交換してなかったから、聞きにきただけなの」



あいつ、肝心なこと忘れてる。



完全に浮かれてた?



代わりに俺が紫藤の連絡先を教えておいた。



学校で直接話すと周りの目が気になるよな?



メッセージなら気軽にやり取りできるよな、きっと。



喜んで桃ちゃんは帰って行った。