あの桃ちゃんが!?



俺が紫藤に余計なことを言って迷惑かけたにも関わらず、そんなことに挫けることなく告白したのか。



それには、かなりの勇気が必要だったはず。



屋上で泣きじゃくっていた桃ちゃん。



弱い部分もあるけど、それ以上に自分の気持ちをちゃんと伝える勇気を持ってる。



女の子がそうなのに、俺は自分の気持ちから逃げてばっかだ。



おまじないをバカにして、恋心とまともに向き合うことから目を背けていた。



想うのは勝手だけど、叶えたいと思うなら…やっぱり行動にでなきゃいけないんだな。



怖いと思ってばっかりでは、先には進めない。



なんだか、桃ちゃんに教えられた気がする。