【完】恋のおまじないNo.1

これ以上言ったら、負担になるかもしれないね。



桃ちゃんが決めたことなら、あたしはそれを応援しなくちゃ。



「わかった。紫藤くんのことは、もう本当にいいんだよね」



「うん…」



返事をしてすぐに、桃ちゃんがあっと小さく声を放った。



「どうしたの?」



「そういえば今日、屋上で桜庭くんに会ったよ」



「そうなんだ?」



「凛ちゃんと待ち合わせしてたみたい。あのふたりは、うまくいったのかなぁ」



桃ちゃんは、凛ちゃんもおまじないを試していることを知ってる。



そうだ…結局あっちも、おまじないは失敗に終わったんだよね。