【完】恋のおまじないNo.1

「実際、紫藤くんとは気が合うよね?」



「合うっていうか…話しやすいのは、確か。思ってたより、すごく優しいし…」



「友達だもん、普通に堂々と話してればいいんだよ」



「…んー、でもやっぱりもう、いいかな。好きって伝えて、スッキリしたかも。断られたけど、紫藤くんはあたしの気持ちを受け止めた上で、丁寧な言葉で断ってくれたから」



「そんなこと言わずに」



「宇佐美さん、今日はありがとう。もう、本当にいいの。おまじないをしてる間、とっても楽しかったよ」



桃ちゃんこそ、意外だよ。



か弱い女の子かと思ったら、本当はすごく強い。



最初から、おまじないの力は必要なかったかもしれない。