【完】恋のおまじないNo.1

「効き目薄そうなら、もう1回しようか?」




いつものカズマじゃないみたい。




肩を引き寄せ、軽く笑みを浮かべる。




「いっ…いい!大丈夫だから、追加しなくても、あたしは…」




あたしは、なんだろう。




あたしの中では、おまじないは絶対的な存在だ。




っていうことは、カズマを好きになるの?




まさか…。




ぶわっと顔が熱くなる。




さっきまで、動揺していて反応が遅くなった!?




色々冷静に考え始めたら、急に恥ずかしくなってきた。