【完】恋のおまじないNo.1

「毎日、続けてるから…なにかいいことあるといいね」




会話もすんだしベッドからおりようとしたら、カズマに腕を掴まれた。




「えっ…どうしたの?」




「俺のことより、自分の心配すれば?恋のおまじない…俺がかけてやろうか」




や…なんか、ドキドキする。




超非現実的なカズマに、こんなことを言われたのは初めてだから。





今日のこの会話で、やっとおまじないフリークになっちゃった?




それはそれで嬉しいな。




カズマを見つめていると、目のところを片手で覆われた。




「わっ、見えないよ」




「目ぇ閉じてろって」




なんか、本格的!?




あのカズマが、呪文唱えちゃうのかな。