【完】恋のおまじないNo.1

「凛ちゃんのこと…気になるからOKしたんじゃないの?」



「さあ?気まぐれ」



カズマの本音がわからない。



あたしが最近おまじないが効かないって騒ぐから、まさかそのために…?



まさか、ねぇ。



「西内さんのときも、好きじゃないのに付き合って楽しくないって言ってたよね。

凛ちゃんには、おまじないを教えてるけど…好きな気持ちがないなら、デートはだめだよ」



あたしのおまじないは、あくまで手助けをするためのもの。



凛ちゃんの気持ちが、少しでもカズマに届きますように…って。



「俺に説教すんの?」



ちょっと…今日のカズマは、怖い。



冷たい目であたしを見下ろしていて、あたしはあたしで捕獲されてしまった獲物のように、仰向けのまま動けないでいる。