「あたしに謝ること、あるよね?ばかカズマ!勝手なことしないでよ」
眠ってるのかもだけど、起きて欲しいから無理やり訴える。
「ひどいよ…おまじないの力を信じて、ずっと頑張ってたのに。全部台無しだよ」
カズマが紫藤くんを動かしたんだとしたら、桃ちゃんの努力が全てムダになってしまったことになる。
「カズマ!起きて!」
ゆさゆさと揺らすと、カズマがゆっくりと目を開いた。
「…んだよ、疲れて寝てんのに。起こすな、ばか」
「ばかって言わないで」
「最初に言ったの、お前だろ」
ってことは、ずっと起きてたんだ?
「寝たふりとか、最低。あたしがこのまま帰るの待ってた?」
「お前、しつけーもん。強引に起こされるとは思ってた」
ゆっくりと起き上がり、ベッドに座っている。
唇を尖らせているあたしを見たあと、鬱陶しそうな顔のまま俯いた。
眠ってるのかもだけど、起きて欲しいから無理やり訴える。
「ひどいよ…おまじないの力を信じて、ずっと頑張ってたのに。全部台無しだよ」
カズマが紫藤くんを動かしたんだとしたら、桃ちゃんの努力が全てムダになってしまったことになる。
「カズマ!起きて!」
ゆさゆさと揺らすと、カズマがゆっくりと目を開いた。
「…んだよ、疲れて寝てんのに。起こすな、ばか」
「ばかって言わないで」
「最初に言ったの、お前だろ」
ってことは、ずっと起きてたんだ?
「寝たふりとか、最低。あたしがこのまま帰るの待ってた?」
「お前、しつけーもん。強引に起こされるとは思ってた」
ゆっくりと起き上がり、ベッドに座っている。
唇を尖らせているあたしを見たあと、鬱陶しそうな顔のまま俯いた。


